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超人機メタルダー
(1987年3月16日〜1988年1月17日 全39話)
ストーリー
太平洋戦争末期、古賀竜一郎博士によって旧日本軍の切り札として開発されたロボット人間、超人機。だが、完成し
た直後に戦争は終結。古賀博士は、ただ一体だけ完成した超人機に戦死した息子の姿を与え、人里はなれた山奥に 封印し、アメリカへと渡った……。
それから42年後。古賀博士は世界の影に蠢く悪の組織、ネロス帝国の存在を知る。そして、帝国の支配者である帝
王ゴッドネロスが、かつての自分の部下だった事も。ゴッドネロスの野望を阻止するため、博士は日本に戻り、超人機 メタルダーの封印を解く。だが、全てを伝える前に博士はネロスの刺客たちに殺されてしまう。敵も、味方も、そして己 自身が何者であるのかさえ分からぬまま、メタルダーは戦いの荒野に向かって歩き出した……。
私の人生に大きな影響を与えた作品。当時、特撮から離れかけていた私を、再びその道に引き戻した傑作。この作
品が無ければ、私は特撮ヒーロー物を完全に見なくなり、アニメからも離れ、ひいてはこのホームページを作ることも無 かったでしょう。まさに『魂の作品』。
この作品は、後に紹介する「宇宙刑事シリーズ」から始まるメタルヒーローシリーズの第六作として作られました。当
時、マンネリ化していた同シリーズの新たな飛躍を目指して作られたこの作品は、20年近くの歳月を経た今もなお、私 たちに熱いメッセージを伝えてくれます。
この作品で特筆すべきなのは、敵であるネロス帝国のキャラクターたちの描写です。ヨロイ、戦闘ロボット、モンスタ
ー、機甲の四軍団に所属している帝国の戦士たちは、軍団長である凱聖以下、豪将、暴魂、雄闘、爆闘士、激闘士、 烈闘士、強闘士、中闘士、軽闘士の十階級に分けられており、熾烈な出世競争が繰り広げられています。彼らはいず れも個性豊かで、人間であった過去を捨てきれないヨロイ軍団員、正々堂々とした勝負に拘る戦闘ロボット、卑怯未練 恥知らずなモンスターなど、見てて飽きない連中ばかり。私の「敵キャラ好き」も、この作品から始まりました(笑)。
が、世間の風は冷たかった。視聴率は伸びず、放送時間の変更(月曜午後7時から日曜午前9時に。そう、日曜朝
のヒーロータイムは、メタルダーから始まったのです)、ハード路線から通常のヒーロー物への路線変更、そして打ち切 り……。放映終了後も、ビデオが21話までしか発売されていないという、不幸の上塗り。
「番組」として見れば、メタルダーは完全な失敗作です。それはファンでさえ否定しない、確固たる事実です。が、それ
でもなお、私のような根強いファンがいるのも事実なのです。
超人機メタルダー。一人でも多くの人に見てほしい作品です。東映さん、早くDVD発売してください。あの感動の最
終回をもう一度見たいのです(私がヒーロー物で泣いたのは、メタルダーが最初で最後)!
で、別格扱いの極みとして、放映リストまで作っちゃいました(笑)。各話の見所なども書いてあ
りますので、参考にしてください(何の参考だ)。
宇宙刑事ギャバン
(1982年3月5日〜1983年2月25日 全44話)
ストーリー
獣星帝国の異名を持つ、宇宙犯罪組織マクーの地球侵略が始まった。地球の平和を守るため、銀河連邦警察は一
人の宇宙刑事を地球に派遣する。彼の名はギャバン。もう1つの名前は、一条寺烈。かつて地球担当の宇宙刑事で、 現在行方不明となっているボイサーと、地球人 ・ 一条寺民子との間に生まれた青年である。
「蒸着!」
銀色のコンバットスーツに身を包んだギャバンは、様々なハイテク装備を駆使して、マクーのベム怪獣やダブルマン、
ダブルモンスターを次々と倒していく。戦いの中、ギャバンは父ボイサーがマクーに囚われている事を知る。父を助ける ため、地球を守るため、宇宙刑事ギャバンの戦いは続く!
宇宙刑事シャリバン
(1983年3月4日〜1984年2月24日 全51話)
ストーリー
ギャバンの活躍によって、マクーは壊滅した。だが、地球には新たな悪の影が迫りつつあった。魔王サイコ率いる犯
罪エスパー集団マドーが、地球を攻撃目標に定めたのだ。マドーの侵略を阻止すべく、銀河連邦警察が新たに地球に 派遣した宇宙刑事、伊賀電。
「赤射!」
かつてギャバンに命を救われた彼は、真紅のコンバットスーツを纏う宇宙刑事シャリバンに変身! 太陽系方面隊長
に昇格したギャバンと共に、マドーと戦う。
やがて電は、自分がかつてマドーに滅ぼされたイガ星の末裔だと知る。そしてこの地球には無限のエネルギーを秘
めたイガ星の秘宝 ・ イガクリスタルが隠されていた。それを手にした者は宇宙を支配できるというイガクリスタルを巡 り、シャリバンとマドーの戦いは、さらに激化していく!
宇宙刑事シャイダー
(1984年3月2日〜1985年3月1日 全48話)
ストーリー
暗黒宇宙最強にして最大の組織、不思議界フーマが全宇宙制圧に向けて動き出した。立ち向かう銀河連邦警察だ
が、フーマの猛攻の前に歴戦の戦士たちは次々と倒れ、人員不足に陥ってしまい、訓練半ばの候補生たちも戦場に 送り出さざるを得なかった。
地球へ向かう宇宙刑事シャイダーこと沢村大も、候補生の一人だった。彼はフーマに故郷を滅ぼされたマウント星の
少女、アニーをパートナーとして、地球防衛の任に就く。二人とも宇宙刑事としては未熟なところも多いが、お互いの欠 点を補う見事なコンビネーションで、フーマの攻撃から地球を守りぬく。
「焼結!」
人の心を惑わし、社会を混乱させるフーマの不思議獣に、青いコンバットスーツを纏ったシャイダーが、ビームガンを
奮うアニーが、敢然と立ち向かう! やがて二人は、一万二千年前に海に沈んだムー大陸と、フーマの長である大帝 王クビライの意外な関係を知る。それは、フーマとの最終決戦の始まりを告げる鐘の音でもあった……。
仮面ライダー、ウルトラマン、スーパー戦隊と並ぶ、特撮ヒーローの雄、メタルヒーローシリーズ(先に書いたメタルダ
ーもその1つ)。その始まりとなったのが、この宇宙刑事三部作です。
それまでのヒーローとは違う、機械的なメタリックコスチューム。最新技術を惜しみなく導入した特撮に、スピーディー
なアクション。そして、魂を揺さぶるBGM……。まさに新時代のヒーローを名乗るに相応しい出来でした。その完成度 の高さは、児童だけでなく、大人たちまでも虜とし、今なお根強い人気を保っています。あまりに完成されすぎてて、こ こで語る事が少ないのが、欠点といえば欠点かも。 特捜ロボ ジャンパーソン
(1993年1月31日〜1994年1月23日 全50話)
ストーリー
近未来。ロボット工学を始めとする科学技術の発展は、同時にそれらを利用した凶悪犯罪を増加させていた。その猛
威に苦しむ人々の前に、突如現れた紫のロボット。彼の名は、ジャンパーソン! 風のように現れ、ハイテク武器やス ーパーマシンを駆使して事件を解決、また風のように去っていく謎のロボットヒーローだ。
いつ、何処で、誰が作ったのか? 全てが謎に包まれたジャンパーソンの前には、巨大な三つの悪が立ちはだかる。
ジャンパーソンが倒したロボット犯罪集団ギルドの後継組織、ネオギルド。バイオモンスターを操るマッドサイエンティス トたちの集団、スーパー・サイエンス・ネットワーク。そして、裏社会の制覇を目論む大富豪、帯刀龍三郎が操る帯刀コ ンツェルン。特に帯刀は、ジャンパーソンに憧れ、彼を倒すために自らをジャンパーソンそっくりのバイオボーグ、ビルゴ ルディに改造。その絶大なパワーでジャンパーソンを苦しめる。
だが、ジャンパーソンは負けない。元ネオギルドのガンマンロボット、ガンギブソンや、生みの親である三枝かおる博
士などの仲間たちと共に、ジャンパーソンは今日も戦い続ける!
「JANPERSON、FIGHTS FOR JUSTICE!!」
レスキューポリス三部作を終えたメタルヒーローシリーズの新たな作品は、人間体の存在しない正体不明のロボット
が活躍する娯楽作でした。
ロボットヒーローものは数多くあるが、ジャンパーソンのような「人間体の存在しないロボット」というのは、非常に珍し
いものです。そして同時に、危険な設定です。メインターゲットである児童層が離れるのではないか?という声もありま したが、スタッフはこの難題を見事にクリアしました。ジャンパーソンの正体が判明した番組後半は、ガンギブソンやビ ルゴルディの登場などで盛り上げ、一年間、視聴者を飽きさせる事無く、大団円を迎えました。
また、この作品で特筆すべきなのは、ジャンパーソンの敵となる三大組織です。複数の組織が同時に、しかも長期間
に渡って暗躍するというのも、ヒーロー番組初の試みでした。各組織の首領を演じた役者さんたちの熱演もあり、こちら の面でも大成功を収めました。
ちなみにネオギルドの首領、ジョージ真壁役の高橋和興氏は「電撃戦隊チェンジマン」のチェンジグリフォン、スーパ
ー・サイエンス・ネットワークの首領、綾小路麗子役の高畑淳子氏は「仮面ライダーBLACK RX」の諜報参謀マリバロ ン、そしてビルゴルディこと帯刀龍三郎役の菅田俊氏は「仮面ライダーZX」のZXこと村雨良をそれぞれ演じています。 凄い面子ですねえ。ジャンパーソンが苦戦したのも無理はない(笑)。 ブルースワット
(1994年1月30日〜1995年1月29日 全51話)
ストーリー
地球征服を企むエイリアン軍団、スペースマフィアが密かに地球に潜入。人間の体にインヴェート(寄生)して、人間
社会に溶け込んでいた彼らが、ついに行動を開始した。だがその前に対エイリアン特殊迎撃チーム・ブルースワットが 出現。ショウ、サラ、シグの三人の戦士たちは見事初陣を飾ったが、その直後、エイリアンの手によって基地が壊滅! 生き残ったのはショウたち三人のみ。さらに三人は基地爆破犯の汚名まで着せられてしまう。巨大な敵を相手に、彼 らは孤立無援の戦いを強いられる事になってしまった……。
町の片隅で「ブルーリサーチ」という調査事務所を初めたショウたちは、新たな協力者として、自称ブルースワットの
サポーターこと宇佐美星児と、アルバイトの麻生すみれを加え、スペースマフィアの陰謀を次々と阻止。大幹部ジスプ も、異次元からの来訪者ゴールドプラチナムの協力によって退けた。そしてついにスペースマフィアの支配者、クイーン が地球に到着。その地位を狙い、密かに反逆を企てるジスプ。戦いは新たな局面を迎える事になる!
対象年齢を『児童層』から『子供全般(小中学生)』に引き上げたこの作品は、メタルヒーローシリーズの中でも異色作
となりました。主題歌からストーリーにいたるまで、全て高年齢層を意識した作りになっている。ですが、残念ながらそ の試みは上手くいかず、番組中盤からは従来のヒーロー路線に戻りました。
が、決してそれでつまらなくなった訳ではありません。シグの息子ザジに寄生するジスプや、新たな味方ゴールドプラ
チナムの登場、そしてショウのパワーアップなど、映像的にもストーリー的にも見所が増やされ、その結果、数多くの傑 作エピソードを生まれました。出演者たちの熱演も手伝い、メタルヒーロー史に残る傑作となったのです。 重甲ビーファイター
(1995年2月5日〜1996年2月25日 全53話)
ストーリー
世界中で昆虫が大発生し、人々を混乱に陥れていた。だがこれは、侵略者の来訪を感じ取った昆虫たちが、侵略者
と戦うための準備だったのだ。地球科学研究所・アースアカデミアの科学者、甲斐拓也は、偶然出会った昆虫界の長 老 ・ 老師グルより地球の危機を知らされ、特殊強化服の開発に着手する。
そしてついに、その時は来た。謎の首領ガオーム率いる異次元侵略軍団ジャマールが地球に襲来! 幹部ジェラ率
いる傭兵軍団の戦士たちが、ギガロ率いる合成獣軍団の怪物たちが、シュヴァルツ率いる戦闘メカ軍団のロボットたち が、町を壊し、人を襲い、自然を蹂躙する。
だが、同時にこの悪魔たちに対抗できる唯一の力、人間の科学と昆虫のパワーが合体した機械の鎧、インセクトアー
マーが完成。拓也と、そして片霧大作と羽山麗という二人の若者が選ばれ、甲虫の姿を模したインセクトアーマーを身 に纏う。
「重甲!」
ブルービート、ジースタッグ、レッドル。ビーファイター誕生! 人間の英知と勇気、そして昆虫の力を併せ持つ彼らの
活躍によって、ジャマールの侵略作戦は次々と粉砕された。だが、首領ガオームは恐るべき反撃策を企てていた。魔 術師ジャグールの力を借りて、ビーファイターと同等、いやそれ以上の力を持つ悪の昆虫戦士、ブラックビートを作り出 したのだ。ビーファイター側も南米に旅立った麗に代わる新メンバー ・ 鷹取舞と、巨大新兵器メガヘラクレスで戦力をア ップ。永遠の命をもたらすといわれる伝説の超生命体 ・ セントパピリアをめぐり、ジャマールとの最終決戦が始まる… …!
ヒーロー物の王道を貫いた傑作。メタルヒーローシリーズの最後を飾るに相応しい作品です。え、続編の「ビーファイタ
ーカブト」? 一応、全話見ましたけどね。あんな低レベルな作品がメタルヒーローシリーズの最終作だなんて認めませ ん。私の中では、この「重甲ビーファイター」がメタルヒーローシリーズの最終作です(カブトの後に製作された「ビーロボ カブタック」や「ロボタック」も一応メタルヒーローシリーズだそうですが、あれはちょっとねえ……。いえ、面白いんですけ ど)。
とにかく『王道』です。主題歌もストーリーも敵キャラも味方キャラも、全て王道。宿命のライバル、ブラックビートもライ
バル役の王道を行くキャラです。小ざかしい理屈や、もったいぶった展開は一切無し。大人から子供まで、みんなが楽 しめるヒーロー番組。今見ても、充分面白いので、未見の方はぜひ。ドリルも出るしね(笑)。
さらに最終二話では、ジャンパーソンとブルースワットが登場! ビーファイターと共に、ジャグールの魔力で復活した
ビルゴルディやエイリアンクイーンと戦うという、ファン感涙の夢の共演を果たしてくれました(敵味方共に素顔の役者さ んも、全員出演しました。ガンギブソンの声は違う人だったけど)。ありがとう、そしてさようなら、メタルヒーロー!
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